■ ご 挨 拶

日本地域作業療法研究会
代表理事  古川 昭人

 "平成7年6月、「地域作業療法研究会」を発足し、今回第一回の学術集会を開催する運びとなりました。「地域作業療法」という新造語をあえて用いましたのは、「生活」・「作業(occupation)」という作業療法の有する基本的な援助技術を基に、障害児・者(身体・精神)の自主・自助・自立を基盤とした「生活づくり」と「地域づくり」、さらに障害者および家族・地域住民を含めた「ヒトづくり」への支援を目的に、「地域」という場の中で展開するサービスの在り様(特性と評価・改善技法)について研究するためです。"

これは平成8年3月に熊本市で開催した、地域作業療法研究大会・第一回学術集会抄録集に載せた代表挨拶の文面です。平成20年に立ち上げた日本地域作業療法研究会のホームページに敢えて当初の文面の一部を載せたのは、この研究会発足時の気持ち・初心に立ち返り新たな出発をしたいと考えたからです。
  社会保障制度は政治・経済のめまぐるしい変遷に揉まれながら大きく変わろうとしています。医療・福祉面では病院・施設から在宅移行の流れがさらに加速されてきています。サービス供給面でも自己負担の増加に加え自助・自立・共助の体制作りが推進されてきています。生活や生き方支援に携わる専門職として、新たな援助技術の構築やケアシステムの構築に向けた取り組みが求められています。単に障害機能の回復を目的とするのではなく、個々の生活や生き方を構築していくための技能獲得に向けた援助のあり方、技能の開発に向けての英知の集積が必要と考えられます。生活や生き方支援は個別性が大きく、多くの要素が関連し、解決には多くの課題への取り組みが求められます。そのためには個別の事例を集積し、生活障害を構成する課題を考察・選定し、その中から有効的な・可能性の高い手法を選び取っていく作業が必要となります。本研究会では、そのような作業を継続的に実施するとともに、学術集会や研修会の場での多くの意見交換を通して地域在宅でのよりよい生活づくりに向けた支援方法を構築して生きたと考えています。研究会への多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

 

 

■会員の移動・変更届及び退会届

2008102016/03/23

word 異動・変更届
word 退会届